ブリュッセルの利点
ブリュッセルへの投資
ビジネス環境

税制優遇措置            

ベルギー政府は、投資立地としてのベルギーの魅力を高めるため、新しい財政措置と様々な税制優遇措置を導入しています。

ベルギーは、最も興味深く魅力的なビジネス環境を備えたヨーロッパ有数の都市として知られています。    

以下、ブリュッセルに進出する外国企業が利用できる重要な優遇措置の概要をご説明しましょう。

税務上の事前決定 (裁定)

fisc税務裁定(タックスルーリング)は、特定状況 (現時点では未発生) における税法の適用に関し納税者 (納税者予備軍) から寄せられた要請に応じ、ベルギー税務当局が作成し、納税者が記述する一方的書面申告です。事前税務裁定は、計画中の投資プロジェクトにおいて見込まれる純利益を評価するうえで、重要な役割の一端を担います。また税務裁定は、要請内で納税者が提示する業務や状況に関連する法的安全性を表しています。 

税務裁定は 3 ヶ月以内に申請者に通告されることになっています。要請が完全なものとみなされた時点から 15 日以内に、税務当局は遅滞なく納税者に通知しなければなりません。肯定的な裁定は、最大 5 年間有効となります。

みなし利息控除

ベルギーの税務上の居住企業(現地法人)と、非居住企業のベルギー支店(外国法人のベルギー支店)は、リスク資本及び自己資本調達コストに対し長期・リスクフリー・ファイナンス・コスト相当分を反映した税務上のみなし利息控除を申請することができます。みなし利息控除は、2007 査定年 (2006 年 12 月 31 日締め会計年度)以降から適用予定。2007 査定年の適用レートは 3.442% です。小規模事業の場合、3.942% のレートが適用されます。当該税控除措置は、自己調達資本及びリスク資本について認められる画期的優遇税制で、欧州統括本部等の設立・運営の際に有用されます。
申請には、事前の税務裁定は一切必要ありません。

控除対象年の担税力が不十分な場合、税総額を 7 年間繰り越すことができます。

国内の資産売却益

ベルギーの企業が取得した資産売却益や株式は、受取配当控除の条件を満たす場合、税控除の対象となります。控除を受ける際に、最低保有期間や最低参加などの制約は一切ありません。

外国人企業幹部

ベルギーは、国際的な性質を有しているか、或いは多国籍グループの一員であるベルギー企業に勤務するためにベルギーに派遣された外国人に適用する特別税額控除制度を設けています。

この特別税額控除制度は、ベルギーに転勤になった外国人企業幹部もしくはベルギー国外から直接雇用された外国人企業幹部に適用されます。一時的な任務で滞在する外国人企業幹部は、ベルギーの税務上、非居住者の位置づけとなります。つまり、外国駐在員の場合、ベルギー国内での活動やその他のベルギーを源泉とする収入のみが課税対象となります。

財政補助金

ベルギーでは、主に地域政府当局が公的財政支援に関する権限を持っています。

ブリュッセル首都圏政府は、様々な種類の助成策を供与しています。その対象は、投資、研究開発、雇用・職業訓練等、多岐にわたります。

以下、ブリュッセルに進出する外国企業が最も関わる投資優遇・助成制度の概要をご説明しましょう。ブリュッセルで利用可能な補助金や助成金全般に関して詳しくは、www.ecosubsibru.be をご覧頂くか、ブリュッセル企業庁のカウンセラーまでお問合せください。

般投資

この優遇措置は、零細企業、中小企業を対象としています。新規投資向けに最大 25% の助成金を得ることができます。この際の投資とは、企業の事業にとって必要不可欠であるとみなされる投資であるとともに、ブリュッセル首都圏域内で実現される投資案件でなければなりません。

銀行業務、保険、不動産、医療、弁護士業務、公証人業務など、対象外となる事業分野もあります。投資額や立地などの条件に基づいて、助成額の内容が決定されます。

研究開発

a)- 産業調査

ブリュッセル国内で活動の一部あるいは全部を行うプロモーターが対象となります。また、開発戦略における研究開発プロジェクト、あるいは研究開発関連サービスの重要性を示すことが条件です。さらに、当該地域の経済、雇用、持続可能な発展に対し、好ましい影響を及ぼすことを証明する必要があります。

産業調査プロジェクトの実施を希望するプロモーターは誰でも、政府からの財政支援を得ることができます。支援では、プロジェクト実行に伴う適格費用の最大 50% が支給されます。零細企業、中小企業の場合、支給率は高くなる場合があります。

b)事前競争開発

ブリュッセル国内で活動の一部あるいは全部を行うプロモーターが対象となります。また、開発戦略における研究開発プロジェクト、あるいは研究開発関連サービスの重要性を示すことが条件です。さらに、ベルギーの経済、雇用、持続可能な発展に対し、好ましい影響を及ぼすことを証明する必要があります。

受益企業は、プロジェクト実行に伴う適格費用の最大 25% の助成を受けられます。また、これらの費用の最大 40% までの公的融資を受け取ることも可能です。この公的融資は、受益企業のプロジェクトが無事に商業ベースに到達した時点で、返済することになっています。

零細企業、中小企業の場合、支給率は高くなる場合があります。

研究・コンサルタント業務向け財政支援

経済、技術、金融分野の研究を対象とした投資優遇措置を利用できる場合もあります。これらの研究は、最低 2 年間の経験を持つ外部コンサルタントによるものとします。ブリュッセル首都圏政府が、研究経費総額の半額、1 研究案件(プロジェクト)あたり最大 125,000 ユーロまでを負担します。

採用とトレーニング

ブリュッセルに拠点を構える企業は、一定の条件の下に、従業員の採用やスタッフのトレーニング活動に関する特別優遇措置を受けることができます。この措置は、強制的な社会負担を減らし、従業員訓練を財政的に支援することにより、雇用主が負担する人件費を軽減することを目的としています。

当該優遇措置の適用期間には制限があり、特定のカテゴリの就業者採用に適用されます。従って、新卒者、未経験の若年者、失業者を採用する雇用主の場合、給与費用面で特別控除を受けられることになります。

輸出助成金

一定の条件の下に、中小企業は、出張費、国際貿易見本市参加費用、輸出促進資料作成、対外貿易コンサルタントへの要請、対外取引トレーニングへの従業員の参加などのための諸経費に対し公的補助・優遇措置を得ることができます。

研究開発   

背景

r&dブリュッセル首都圏では、経済、エネルギー政策、エンジニアリング、環境、運輸・輸送に関する研究の促進・支援を行っています。ブリュッセルは、プロトタイプ開発、新製品、生産プロセス、技術や技術革新の普及および移転などの基礎技術・工業研究開発に対し、助成金を提供しています。財政支援の対象は、企業、大学、そして研究センターです。

科学研究、先端技術のヨーロッパ有数のハブとして機能しているブリュッセルでは、既存の資産を生かし、積極的な奨励策を実施しています。ブリュッセルの持つ資産の一例としては、4 つの優れた大学拠点、4 つの工業高等教育機関、3 つの医学部・大学病院、数々の公的・民間研究センターなどが挙げられます。このようなきわめて高い知的レベルにおいて、大学研究センターは、ハイテク部門に携わる在ブリュッセル企業と緊密に連携しているのです。

ブリュッセル首都圏の科学研究は、IT、最先端機器や手順、電気機械エンジニアリング、バイオテクノロジー、ライフサイエンス、医療研究、環境保護などの高度専門分野や先端技術を対象としています。

戦略的主要分野

ブリュッセル首都圏の科学研究・開発では、主に以下の2分野を最優先領域としています

  • 応用科学分野では、基礎技術研究・開発、プロトタイプ、共同研究、地域間イニシアチブの強化・発展、技術ガイダンス開発などを支援しています。
  • 純粋科学分野では、2 つのフレームワーク・プログラム (その他汎欧州・地域間プログラムを含む) に特化しています。
  • ブリュッセルでの研究 − ブリュッセルの大学研究センターで活動する有能な若手研究者に奨学金を付与することにより、ベルギー外のノウハウを統合することを目的とした 1 年間の奨学金(スカラーシップ)プロジェクト。
  • ブリュッセルの奨励策・分野に沿った有望な調査・研究 − ブリュッセル首都圏が重視する分野における研究を発展させるため、有望な若手研究者に 4 年間奨学金を付与、あるいは博士課程を修了した研究者に 3 年間奨学金を付与。

EU 支援研究・移行技術協力の窓口

ブリュッセル企業庁 (BEA) は、ブリュッセル首都圏の財政支援を受けて運営されています。BEA の使命の一つは、移行技術協力のプロセスにおける経済・研究イニシアチブを支援することです。また、EU 研究開発フレームワーク・プログラムへの実際の参加者や今後の参加予定者に対し、きめ細かい支援を提供しています。支援内容は、パートナー探し、プロジェクト検証、契約金融・知的財産問題など多岐にわたります。

BEA は、ブリュッセル技術革新リレーセンター (BIRC) として知られる地域に根ざした技術革新リレーセンターのホスト組織を務めています。BIRC は 78ある IRC の1つであり、世界最大の技術移転ネットワークです。さらに BEA は、EU フレームワーク・プログラムの一環として中小企業のR&D活動を対象とした全国窓口 (NCP) としての役割も果たしています。

統括本部シェアド・サービスセンター(Shared Service Centers)   

業務再編・効率化により利益を確保するための「戦略拠点への進出」を目指している国際・多国籍企業にとって、ブリュッセルに拠点を構えることは非常に理にかなっています。西ヨーロッパ諸国全体を見渡しても、ブリュッセルよりふさわしい場所はないでしょう。

地域統括本部

ヨーロッパ本社の立地を決める際、米国や日本の多くの多国籍企業が、はっきりとした選択を下しています。そう、ブリュッセルを選んでいるのです。その理由は自ずから明らかです。EU のパワーの中心地に隣接していることこそ、何よりも重要なのです。

もちろん、ブリュッセルは汎欧州的業務の地域統括拠点としても広く知られています。フランス語、オランダ語、ドイツ語を公用語 (ブリュッセル首都圏では英語も幅広く使用)とするヨーロッパでも類を見ない国の首都、それがブリュッセルです。ベネルクス諸国や、フランス、そしてドイツの市場を網羅する地域的なプレゼンスを必要としている企業なら、ブリュッセルを選ぶ理由は数え切れないほどある筈です。

ブリュッセルの利点:

  • 政治・経済の意思決定中心地
  • 欧州主要市場へのアクセスが便利
  • 多言語を使いこなす労働力
  • 有利な税制

シェアド・サービスセンター (SSC)

会計、財務、カスタマーサービス、人事などの基本的な業務機能を共有、あるいは外注すれば、国際的並びに多国籍企業はその資源を集約し、合理化できます。

企業の SSC の進出先は、経済基準と、スキル豊かなスタッフが使用できるかどうかを考慮して決定されるべきです。当然のことながら、ブリュッセルはヨーロッパでも最も人気の高い場所の1つです。

企業の SSC の拠点として、何故ブリュッセルを選ぶのでしょうか?

  • 多言語を操り、しっかりした教育を受けた労働力
  • 競争力のある賃金
  • 優れた情報通信インフラ

高い能力を備えた労働力 

ブリュッセルは公的にバイリンガルの都市であり、市民の 30% が外国出身者です。つまり、複数の言語に堪能な人材が揃っているというわけです。様々な言語を話す人材を、簡単に採用できます。 

「2005 年ヨーロッパ都市モニター」 (Cushman and Weakfield Healey & Baker作成) のレポートで、ブリュッセルは、能力の高いスタッフという点ではヨーロッパ第 4 、そして言語能力という点ではヨーロッパ第 2 に評価されています。

また、国際労働機関 (ILO) の調査によると、ベルギー、特にブリュッセルの被雇用者は、世界でも有数の生産性を誇るとされています。

学校や大学は世界クラスであり、高度な訓練と教育を受けた労働力を提供しています。ブリュッセルに居住する百万の人口のおよそ 35% が、高等教育や大学教育を受けています。ビジネス教育の面では、ベルギーは英国に続き第 2 位のレベルにあります。

賃貸およびインフラ   

オフィス市場

手頃な価格の適切な不動産というのは、事業拠点の場所を左右する核心的な条件です。複数の不動産代理店の報告では、他のヨーロッパ都市と比べ、ブリュッセル首都圏には競争能力があると指摘されています。

オフィスの平均プライム賃貸料は、1 平方メートルあたり年間 365 ユーロです (出典: Schofield & Partners SA / Jones-Lang LaSalle)。「プライム賃貸料」とは、市場で最高の立地にあり、最高の質と機能を備えた概念上のオフィスユニットを想定した最高市場価格(賃貸料)を指します。

産業市場

産業立地という点でも、Schofield & Partners SA / Jones-Lang LaSalle による最近のレポートが指摘するように、ブリュッセルは他のヨーロッパ主要都市をしのぐ高い競争能力を持っています。

ブリュッセル地域開発庁 (BRDA) による支援とインフラ

ブリュッセル地域開発庁 (BRDA) は、事業目的の利用に向け、工業団地やサイエンスパーク、改装された地所の開発と管理を担当しています。こうした地所やサイエンスパークは、労働力、付加価値そして環境的価値の面で一定の基準を満たす企業に対して開放されています。

一般的に、工業団地やサイエンスパークの建築用地は、長期的なリースによる利用を念頭に置いています。一方、改築ビルや企業モジュールは、賃貸や分譲で利用可能です。BRDA の用地リストは、http://www.brda.irisnet.be/ でご覧ください。

また BRDA では、無料のデータベース Inventimmo を構築・提供しています。このデータベースは、ブリュッセル首都圏で実際に賃貸・分譲の対象となっている企業向け不動産をまとめたものです。ブリュッセル地域で営業する国内外の不動産業者のほとんどのウェブサイトにリンクしています。

 

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