
ビジネス環境税制優遇措置ベルギー政府は、投資立地としてのベルギーの魅力を高めるため、新しい財政措置と様々な税制優遇措置を導入しています。 ベルギーは、最も興味深く魅力的なビジネス環境を備えたヨーロッパ有数の都市として知られています。 以下、ブリュッセルに進出する外国企業が利用できる重要な優遇措置の概要をご説明しましょう。 税務上の事前決定 (裁定)
みなし利息控除ベルギーの税務上の居住企業(現地法人)と、非居住企業のベルギー支店(外国法人のベルギー支店)は、リスク資本及び自己資本調達コストに対し長期・リスクフリー・ファイナンス・コスト相当分を反映した税務上のみなし利息控除を申請することができます。みなし利息控除は、2007 査定年 (2006 年 12 月 31 日締め会計年度)以降から適用予定。2007 査定年の適用レートは 3.442% です。小規模事業の場合、3.942% のレートが適用されます。当該税控除措置は、自己調達資本及びリスク資本について認められる画期的優遇税制で、欧州統括本部等の設立・運営の際に有用されます。 国内の資産売却益ベルギーの企業が取得した資産売却益や株式は、受取配当控除の条件を満たす場合、税控除の対象となります。控除を受ける際に、最低保有期間や最低参加などの制約は一切ありません。 外国人企業幹部ベルギーは、国際的な性質を有しているか、或いは多国籍グループの一員であるベルギー企業に勤務するためにベルギーに派遣された外国人に適用する特別税額控除制度を設けています。 この特別税額控除制度は、ベルギーに転勤になった外国人企業幹部もしくはベルギー国外から直接雇用された外国人企業幹部に適用されます。一時的な任務で滞在する外国人企業幹部は、ベルギーの税務上、非居住者の位置づけとなります。つまり、外国駐在員の場合、ベルギー国内での活動やその他のベルギーを源泉とする収入のみが課税対象となります。財政補助金ベルギーでは、主に地域政府当局が公的財政支援に関する権限を持っています。 ブリュッセル首都圏政府は、様々な種類の助成策を供与しています。その対象は、投資、研究開発、雇用・職業訓練等、多岐にわたります。 以下、ブリュッセルに進出する外国企業が最も関わる投資優遇・助成制度の概要をご説明しましょう。ブリュッセルで利用可能な補助金や助成金全般に関して詳しくは、www.ecosubsibru.be をご覧頂くか、ブリュッセル企業庁のカウンセラーまでお問合せください。般投資この優遇措置は、零細企業、中小企業を対象としています。新規投資向けに最大 25% の助成金を得ることができます。この際の投資とは、企業の事業にとって必要不可欠であるとみなされる投資であるとともに、ブリュッセル首都圏域内で実現される投資案件でなければなりません。 銀行業務、保険、不動産、医療、弁護士業務、公証人業務など、対象外となる事業分野もあります。投資額や立地などの条件に基づいて、助成額の内容が決定されます。研究開発a)- 産業調査 ブリュッセル国内で活動の一部あるいは全部を行うプロモーターが対象となります。また、開発戦略における研究開発プロジェクト、あるいは研究開発関連サービスの重要性を示すことが条件です。さらに、当該地域の経済、雇用、持続可能な発展に対し、好ましい影響を及ぼすことを証明する必要があります。 産業調査プロジェクトの実施を希望するプロモーターは誰でも、政府からの財政支援を得ることができます。支援では、プロジェクト実行に伴う適格費用の最大 50% が支給されます。零細企業、中小企業の場合、支給率は高くなる場合があります。b)事前競争開発 ブリュッセル国内で活動の一部あるいは全部を行うプロモーターが対象となります。また、開発戦略における研究開発プロジェクト、あるいは研究開発関連サービスの重要性を示すことが条件です。さらに、ベルギーの経済、雇用、持続可能な発展に対し、好ましい影響を及ぼすことを証明する必要があります。 受益企業は、プロジェクト実行に伴う適格費用の最大 25% の助成を受けられます。また、これらの費用の最大 40% までの公的融資を受け取ることも可能です。この公的融資は、受益企業のプロジェクトが無事に商業ベースに到達した時点で、返済することになっています。 零細企業、中小企業の場合、支給率は高くなる場合があります。 研究・コンサルタント業務向け財政支援経済、技術、金融分野の研究を対象とした投資優遇措置を利用できる場合もあります。これらの研究は、最低 2 年間の経験を持つ外部コンサルタントによるものとします。ブリュッセル首都圏政府が、研究経費総額の半額、1 研究案件(プロジェクト)あたり最大 125,000 ユーロまでを負担します。 採用とトレーニングブリュッセルに拠点を構える企業は、一定の条件の下に、従業員の採用やスタッフのトレーニング活動に関する特別優遇措置を受けることができます。この措置は、強制的な社会負担を減らし、従業員訓練を財政的に支援することにより、雇用主が負担する人件費を軽減することを目的としています。 当該優遇措置の適用期間には制限があり、特定のカテゴリの就業者採用に適用されます。従って、新卒者、未経験の若年者、失業者を採用する雇用主の場合、給与費用面で特別控除を受けられることになります。輸出助成金一定の条件の下に、中小企業は、出張費、国際貿易見本市参加費用、輸出促進資料作成、対外貿易コンサルタントへの要請、対外取引トレーニングへの従業員の参加などのための諸経費に対し公的補助・優遇措置を得ることができます。 研究開発背景
戦略的主要分野ブリュッセル首都圏の科学研究・開発では、主に以下の2分野を最優先領域としています
EU 支援研究・移行技術協力の窓口ブリュッセル企業庁 (BEA) は、ブリュッセル首都圏の財政支援を受けて運営されています。BEA の使命の一つは、移行技術協力のプロセスにおける経済・研究イニシアチブを支援することです。また、EU 研究開発フレームワーク・プログラムへの実際の参加者や今後の参加予定者に対し、きめ細かい支援を提供しています。支援内容は、パートナー探し、プロジェクト検証、契約金融・知的財産問題など多岐にわたります。 統括本部とシェアド・サービスセンター(Shared Service Centers)業務再編・効率化により利益を確保するための「戦略拠点への進出」を目指している国際・多国籍企業にとって、ブリュッセルに拠点を構えることは非常に理にかなっています。西ヨーロッパ諸国全体を見渡しても、ブリュッセルよりふさわしい場所はないでしょう。 地域統括本部ヨーロッパ本社の立地を決める際、米国や日本の多くの多国籍企業が、はっきりとした選択を下しています。そう、ブリュッセルを選んでいるのです。その理由は自ずから明らかです。EU のパワーの中心地に隣接していることこそ、何よりも重要なのです。 もちろん、ブリュッセルは汎欧州的業務の地域統括拠点としても広く知られています。フランス語、オランダ語、ドイツ語を公用語 (ブリュッセル首都圏では英語も幅広く使用)とするヨーロッパでも類を見ない国の首都、それがブリュッセルです。ベネルクス諸国や、フランス、そしてドイツの市場を網羅する地域的なプレゼンスを必要としている企業なら、ブリュッセルを選ぶ理由は数え切れないほどある筈です。 ブリュッセルの利点:
シェアド・サービスセンター (SSC) 会計、財務、カスタマーサービス、人事などの基本的な業務機能を共有、あるいは外注すれば、国際的並びに多国籍企業はその資源を集約し、合理化できます。 企業の SSC の進出先は、経済基準と、スキル豊かなスタッフが使用できるかどうかを考慮して決定されるべきです。当然のことながら、ブリュッセルはヨーロッパでも最も人気の高い場所の1つです。 企業の SSC の拠点として、何故ブリュッセルを選ぶのでしょうか?
高い能力を備えた労働力ブリュッセルは公的にバイリンガルの都市であり、市民の 30% が外国出身者です。つまり、複数の言語に堪能な人材が揃っているというわけです。様々な言語を話す人材を、簡単に採用できます。 「2005 年ヨーロッパ都市モニター」 (Cushman and Weakfield Healey & Baker作成) のレポートで、ブリュッセルは、能力の高いスタッフという点ではヨーロッパ第 4 位、そして言語能力という点ではヨーロッパ第 2 位に評価されています。 また、国際労働機関 (ILO) の調査によると、ベルギー、特にブリュッセルの被雇用者は、世界でも有数の生産性を誇るとされています。 学校や大学は世界クラスであり、高度な訓練と教育を受けた労働力を提供しています。ブリュッセルに居住する百万の人口のおよそ 35% が、高等教育や大学教育を受けています。ビジネス教育の面では、ベルギーは英国に続き第 2 位のレベルにあります。 賃貸およびインフラオフィス市場手頃な価格の適切な不動産というのは、事業拠点の場所を左右する核心的な条件です。複数の不動産代理店の報告では、他のヨーロッパ都市と比べ、ブリュッセル首都圏には競争能力があると指摘されています。 オフィスの平均プライム賃貸料は、1 平方メートルあたり年間 365 ユーロです (出典: Schofield & Partners SA / Jones-Lang LaSalle)。「プライム賃貸料」とは、市場で最高の立地にあり、最高の質と機能を備えた概念上のオフィスユニットを想定した最高市場価格(賃貸料)を指します。産業市場産業立地という点でも、Schofield & Partners SA / Jones-Lang LaSalle による最近のレポートが指摘するように、ブリュッセルは他のヨーロッパ主要都市をしのぐ高い競争能力を持っています。 ブリュッセル地域開発庁 (BRDA) による支援とインフラブリュッセル地域開発庁 (BRDA) は、事業目的の利用に向け、工業団地やサイエンスパーク、改装された地所の開発と管理を担当しています。こうした地所やサイエンスパークは、労働力、付加価値そして環境的価値の面で一定の基準を満たす企業に対して開放されています。 一般的に、工業団地やサイエンスパークの建築用地は、長期的なリースによる利用を念頭に置いています。一方、改築ビルや企業モジュールは、賃貸や分譲で利用可能です。BRDA の用地リストは、http://www.brda.irisnet.be/ でご覧ください。 また BRDA では、無料のデータベース Inventimmo を構築・提供しています。このデータベースは、ブリュッセル首都圏で実際に賃貸・分譲の対象となっている企業向け不動産をまとめたものです。ブリュッセル地域で営業する国内外の不動産業者のほとんどのウェブサイトにリンクしています。
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